劇場に着いたけどパンフレットって買った方がいいのかな…?
会場に着くと、たくさん目に入って購入するか迷うよね。
劇場に着いて、エントランスを抜けるとだいたいの劇場にグッズ売り場があります。
そこで売られているのが「公演プログラム」。
大きい会場だと、プログラムだけが売っているブースが会場内に点在していたりもします。
たくさん売られているのをみると、
「購入した方がいいのかな~?」
「高いチケット代を既に出しているのに更に購入するのはなあ…」
「中は何が書いてあるの…?」
と色々感じると思います。
ここではプログラムの購入を考えている人へ向けて説明していくよ!
プログラムは買うべき!
プログラムは「買うべき」です。
ただし、「どちらかと言えば」です。
必ず購入する必要はありません。
買ってもいいし買わなくてもいい。自由です。
私自身も買わない場合があります。
それでも、私が買うべきだと思う理由を3つ紹介します。
買うべき理由① ストーリー・キャストがわかる
まず、公演プログラムというだけあって、必ずストーリーの「あらすじ」が掲載されています。
正直、公式HPでもあらすじは読むことができるので、その為だけに購入する必要ははっきり言ってありません。
公演によっては相関図、各シーンに分けて詳しく表記されている場合があります。
あの〇〇役の人は誰だろう…?あの人の他の作品もみてみたいな!
そんな時はプログラムを読もう!
ただし舞台上のメイクや衣装と写真が違うことがあるので注意してね。
プログラムは役名と俳優さんのお名前が一気にわかる必読本です。
宝塚歌劇団のプログラムは、各シーンとその場面に出ている役名と芸名が記載されています。
気になった方がいれば幕間や終演後にチェックしてみましょう。
買うべき理由② 作品の裏側や時代背景がわかる
キャストの他に、製作側からのメッセージやインタビューが載っています。
その中には、
- 初演時の裏話
- その作品ができた背景
- 海外作品だと日本で上演されるまでのいきさつ
- 作品の時代背景を解説
…など
演出家や作曲家、プロデューサーからのメッセージの中に綴られていることが多いです。
日本に馴染みのない国やその時代背景を解説するページとして、セリフでよく出てくるワードの解説ページや年表などで分かりやすく解説されています。
これらをあらかじめに読んでおくことで解像度がググっと上がるよ!
買うべき理由③ 何年後かに価値あるものに!
プログラム、別名「資料」。
ミュージカル界で大活躍中の主演級の俳優さんにも、下積み時代や若手俳優時代があります。
現在の再演では主役をやっているけど、過去には別の役で出ていたり、
気になった俳優さんを別の作品で実はすでに拝見していたり。
少し見返すだけで俳優さんの成長を感じたり(何様って感じですが)
時々見返すと新たな発見があったりして面白いです。
今購入しておくことで、将来的に俳優さんの過去作となり、
未来の推しと実は出会っているかもしれませんね。
プログラムには何が書いてあるの?
そもそもプログラムには何が書いてあるの…?
プログラムのざっくりとした内容
プログラムは基本レジに行って初めて手に取れるので(立ち読みができない)、何が書いてあるのかわかりませんよね。
書いてあることをざっくりとまとめました。
- ストーリー・あらすじ
- キャスト・出演者情報
- 演出家からのメッセージ
- 出演者からのメッセージ
- 一部のミュージカルナンバーの歌詞
- 対談インタビュー
- 香盤表(俗に言うバイトの動きがわかる)
- 豆知識
- 座席表
- 今後の上演作品情報
- スポンサー広告
もちろん公演作品によって記載内容はバラバラですが、基本的には同じです。
歌詞については版権が厳しいものだと載っていない場合もあります。
同じ公演でもプログラムが何種類かある
劇団四季
ライオンキングやアラジンなどロングラン公演を主軸としている劇団四季ですが、公演中であっても数カ月~半年に一度プログラムが切り替わったり*、劇場が変わるタイミングで改訂を行います。
*劇団四季は作品主義の理念を基に公演を行っているため、俳優さんを前面に押し出さず、キャストも週替わりで複数人がいつでも公演できるよう常に準備されています。その為、新しくその役でデビューされる俳優さんが出てきたり、プログラムにお名前が載っている俳優さんが最近キャスティングされていないなと思っていると実は退団されていた(公に発表をしない)、などキャスティングにおけるプログラム内容が公演を続けていく中で少しづつ変わっていくので改訂が一定の時期で行われます。
宝塚歌劇団
大劇場公演でいうと、宝塚大劇場(ムラ版)と東京宝塚劇場(東宝版)では同じ作品でも内容が違います。
宝塚大劇場版は各スターさんへのインタビュー、東宝版はインタビューページが無くなり宝塚大劇場公演中の舞台写真が追加記載されます。
東宝ミュージカル・ホリプロなど大手主催
都内の劇場(帝国劇場・日生劇場・シアタークリエ等)からスタートして、愛知県名古屋(御園座)、大阪府大阪市(梅田芸術劇場)、福岡県福岡市(博多座)、等巡業していきます。
こちらも宝塚と同じく都内の本公演版のプログラムとは別に、地方公演版として本公演の舞台写真を追加記載したものが販売されることが多いです。
俳優さんのスケジュールの都合で東京公演には出演するけど地方公演は出演しない等、キャストが変わる場合もある為、記載内容が事なります。
表紙の劇場名が変わるだけの場合もあるよ
プログラムの価格は¥600~¥2,500
プログラムの内容がわかったところで、購入しようと思った方もいるのではないでしょうか。
ここまで聞いてプログラム購入しようと思うんだけど、相場はどれぐらいなんだろう…
各劇団でプログラムの価格をまとめたよ~参考にしてみてね!
各劇団や主宰 | 価格 | 割引 |
---|---|---|
宝塚歌劇団 | 大劇場公演¥1,000 別箱公演¥600 | 無し (購入時袋サービス有) |
劇団四季 | ¥1,500~¥2,500 | 無し |
その他 (東宝やホリプロ系) | ¥1,800~¥2,500 | 無し |
宝塚作品のものが一番安く600円で購入可能です。
しかしこれは別箱公演(宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演以外の公演のことを言います)の場合です。
10~15ページほどで通常の大劇場公演のプログラムよりは内容がスッキリしています。
紙質も少し厚紙よりでしっかりしています。
通常の大劇場公演の場合、上記した掲載内容がほぼ載っているので、
他の公演プログラムよりも1,000円で購入できコスパ最強です!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
会場でプログラム購入を迷っている方はぜひ購入して、作品の理解をより深めていただければと思います!
幕間に購入して読んでも間に合うと思います!
ですが、何度も言うように、観劇の予算もあると思うので購入は強制ではありません。
自分のペースで観劇を楽しんでくださいね。
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