初心者でも怖くない!『観劇マナー』を守ってミュージカルを観よう

「ミュージカルって敷居が高そう…」
「ミュージカルを観に行ったら何に気をつければいいの?」

とよく聞かれます。

今回は、そんな観劇に慣れていない初心者さん必見の『観劇マナー』について解説していきます。

シナモン

より劇場内で快適に過ごすために心がけることをご紹介します!

目次

劇場での観劇マナーを知ろう

まずは基本的なマナーから。
こちらで紹介するマナーは、当日劇場内でスタッフさんが開演前にプラカードを持って案内してくれますし声をかけてくれます。事前に知っておいて損はありませんので一つずつ学んでいきましょう。

私語は禁止、ひとりごともダメ

上演中の私語は絶対にしてはいけません
たとえ家族、友人、知り合いと並んで座っていてもおしゃべりは開演前まで済ませてください。

「小声なら大丈夫じゃないか?」
「観ながら感想を言い合いたい!」
「ひとりごとつい言っちゃうんだよなあ…」

…という気持ちもわからなくはないのですが、上演中は思った以上に声や音が周りに響いていますし、舞台からも目立ってみえていますよ。

これは私が実際に体験した話ですが、私の前にカップルが座っていてその間を通して舞台を観ていたのですが、上演の途中からおしゃべりが始まりお互いに顔を近づけてコソコソと話すので全く舞台が観えない状況が何度かあり1幕が終わりました。2幕は私語がなく視界良好できちんと舞台を集中して観れたので問題なかったです。1幕は観たようで観ていないし、視界が気になって耳から入る情報も上の空状態だったため1幕の記憶がほぼありませんでした。

また、近年のコロナ対策として、会場内のロビーや開演前の客席でも静かにするというのが客側のマナーとして定着しつつあります。

SNSでの感想で多くみられるのが、コロナ陽性者が出て公演中止となってしまった公演が再開した後、「おしゃべりでざわざわしていて嫌だった」
「スタッフさんが声を荒げて注意するほどロビーがうるさい」
などです。大切な公演を止めないためにもひとりひとりの協力が必要です。舞台を造るには俳優陣だけではなく客席も大きく関わっているという意識で観劇を心がけてください。

客席内での撮影や録音は禁止

どの作品にも「上演する権利」や俳優さんの「著作権」「肖像権」があります。
勝手に舞台を撮影することは違法行為に当たりますので、絶対にやめましょう

もちろん録画した映像や写真をSNS上に乗せたりすることも禁止です。

最近多いのはTV番組でミュージカル特集があったりすると、スマホでわざわざ撮影してSNSに乗せたり加工したりすること。
なんとも思わずに当たり前のようにやっていませんか?
普通に考えてみてほしいのが、たとえ芸能人であっても「知らない誰かが自分の顔が出ている写真や動画を、編集して自分の知らないところで勝手に大量にSNSに載せている」といこと。
恐ろしいですし、私なら耐えられないです。
あとSNSのアイコンもミュージカルに限らず芸能人の方のものを使用しているアカウントが多いです。
これまでSNSにあげていた方は今一度見つめなおしてください。

劇団四季宝塚では開演前と幕間に舞台の写真を撮影することが可能です。(劇団四季は開演前、宝塚は開演5分前)来日公演ですとカーテンコールの時に写真や動画撮影OKの時間が設けられていることもあります。それぞれ各公演HPでご確認ください。

劇団四季の写真撮影OKな公演についてはこちら

客席内での飲食禁止|最低限の水分補給はOK

「映画観るようなかんじでいいんでしょ?」

と劇場を「映画館」とはき違えている方も多いです。
客席内では飲食禁止

多いのが上演中に飴やタブレットを食べる方
初心者だけでなく、ベテランの観劇ファンにも多いです。
取り出すときのカバンをごそごそする音、包装紙を開ける音のパリパリ音。匂い。
その音と匂い、遠くの席の方まで聞こえていますし、みんな気づいてますよ!!!
開演前や幕間に済ましておきましょう。

開場中であればロビーや客席内での最低限の水分補給は可能にしている劇場もあります。
劇場によって対応が違いますし、その時のコロナの状況によっても違うため、基本的に飲食禁止だと思いスタッフさんに尋ねてみてください。

携帯・スマホ・アラーム付腕時計・スマートウォッチの電源は切る

「機内モードにしてある」
「マナーモードにした」
「アラームは止めた」

そのどれかがひとつでも欠けていれば、画面の明かりがついたり鳴ったりしますよね?
必ず電源はOFFにしてください!
そのバイブレーションの音も遠くまで聞こえていますよ~~~!!!!!
正直年配の方に多くみられるので、ご家族で行く際は若い方から切るように言うか、端末を操作してあげてほしいです。

スマホは切ったけどスマートウォッチを消すことを忘れている方も多くみられます。拍手するときに光が隣の方を照らしたり、アプリの通知で画面が光ったり。とても迷惑ですので気をつけましょう!

途中入場、途中退出はしないよう心掛ける

時間に余裕を持って会場に着くように計画して向かいましょう。とにかく、チケット改札(劇場入口)から着席するまでは最低でも10~15分、始めて行く会場なら30分は必要だと思ってください。

これも毎回1人や2人は必ずいるんですよね…。

  • 公共交通機関の遅延
  • 仕事帰りの観劇で突然の残業

は人間誰も未来予知はできないので正直仕方ないとも思います。
しかし他のお客さんにとって迷惑は迷惑。特に自分の席が通路側から遠いと自分の席までの他のお客様の視界の妨げ足元の荷物の整理をもう一度しなければいけなくなります。

私はこれまでに通算200公演は観ていると思いますが開演に間に合わなかった、ということは一度もありません。これは胸を張って言えます!!!!!
ただ、大雨で新幹線が3時間ほど止まり遅れそうになりかけた時もありましたがなんとか5分前に着席できました。

シナモン

「最悪2幕から見よう…」と思っていたので本当にラッキーでした。

私は車を保持していないので劇場へは必ず電車を使用します。電車の遅延に巻き込まれても迂回できそうなルートを予め調べたり、向かっている途中でもすぐに判断できるようにはしています。

そして…これだけは絶対にしていること。
開演に遅刻しないようにするために開演1時間前には会場周辺へ着くようにしています。

  • 自然災害が見込まれる天気予報かどうか
  • その日に仕事の大切なスケジュールを入れていないか
  • 遠征なら新幹線は乗車時間を前にずらせないか?

など事前に防げることは防ぎ、遅れるのが見込まれそうなら自分の座席がどこか確認しておくと会場に着いてからがスムーズです。

Twitterでは観劇用個人アカウントが沢山存在しており、電車の遅延運休があったりすると余裕のあるオタクたちが迂回ルートを調べてツイートしてくれていたりもします!
「公演名 遅延」、「公演名 電車」「公演名 駅名」などで検索すると同じくその劇場へ向かっているオタク同士が声を掛け合いながら向かっていますので参考にしてみてください!

遅延しそうな時に事前にチェックすること
  • 自分の座席位置(HPで座席表が観れます「劇場名 座席表」出てきます。)
  • 公共交通機関や道の迂回ルートの検索
  • 新幹線の場合は乗車時間の変更ができないか
  • 劇場内に遅れて入ってきた場合は必ずしゃがんで進む!

途中退出も厳禁です。
途中でトイレに行きたくなった…とならないように、お手洗いが近い方は…

  • 開演前に利尿採用が高いコーヒーやお茶などを飲まない
  • 開演前10分前ぐらいにお手洗いに並ぶ。早く並ばないのがポイント。
  • 幕間は必ずお手洗いに並ぶ

に気を付けてください。

必ず肩を背もたれにつけて前かがみで観ない

必ず背中と肩を背もたれに付けて観劇しましょう。

前かがみになると、後ろのお客さんの視界に入りその方の邪魔になります。
前かがみならないと腰がつらい…という方は、チケット購入段階でブロックの最後列(真後ろが通路になる席)を選ぶと多少かがんでみても周りのお客さんへ迷惑がかかりづらいです。

帽子は必ず脱ぐ

なんの形であれ必ず帽子をとって着席してください
開演前でも帽子をかぶっている方へ、スタッフさんがほぼ必ず「帽子をお取りください」と声をかけているのを見かけます。

つばが広いものや高さがあるもの、どんなタイプでもNGです。
後ろに座るお客様の視界の妨げになりますので外すようにしてください。

ニオイに気を付ける

上演中何かが匂うと、舞台への集中も半減します。
食べ物のニオイ香水のニオイは特に気を付けましょう

客席内には食べ物を持ち込まない、香水はつけないか付けすぎないようにご注意ください。

暗黙のルールや客席での気づかい

表立って言われないけれど、客席同士での暗黙のルールや心遣いによって客席の秩序が保たれいるのも事実です。

シナモン

不安な方は一度目を通してみてね!

頭の高い位置で髪を束ねない。髪飾りはキラキラしないものを。

女性で髪の毛が長い方で結う場合は、髪型にも注意が必要です

  • 頭の上でお団子
  • 高い位置でのポニーテール
  • 頭からはみ出す大き目のリボン
  • キラキラするヘアアクセサリーやカチューシャなど

    髪型だけでなくヘアアクセサリーにも注意が必要です。舞台への照明が客席後方側からあてたり、客席自体を照らす演出があったりします。キラキラしているものだとその照り返しで後ろの方へ迷惑がかかる恐れがあります。

    後ろの方の視界の妨げになるような髪型は控えておしゃれを楽しんでくださいね。

    荷物が多いときはコインロッカーやクロークに預ける

    荷物が多いときは劇場内のコインロッカーやクロークに預けるようにしましょう。

    劇場の客席は隣や前方との距離が近く電車で座席に座った時ぐらいの距離感とても狭いです。
    座席の下に収まる程度のカバン一つぐらいで座りましょう。
    また途中で席に入ってきた方を通す時に荷物が多いと、もたついたりせっかくまとめておいた荷物をまたまとめなおす…という事態に。

    劇場によってはキャリーケースや冬用のコートは入口のクロークで預かってくれたり、大きな荷物を入れる用のコインロッカーが設けられています。コインロッカーは劇場によっては無い場合もありますので、駅や駅ビルにあるものを利用するといいでしょう。

    シナモン

    客席はキャリーケースを持ち込むほどのスペースはありません!

    座席が通路から中央寄りの方は早めに、通路側は遅めに席に着く

    座席が通路から遠かったり中央寄り、壁際寄りの場合は早めに着席するようにしましょう。
    逆に通路側に近い場合は開演する5分前ぐらいに着席するようにしています。

    これは人によるかもしれませんが、私は通路側の席に席が当たった場合、ロビーなどで時間を調整して最後の方に座るようにしたほうが中央寄りの座席の方が座りやすいかなと思いそうしています。

    通路側に早めに座ってしまうとほぼ毎回誰かを通さなければいけなくなり、上記で説明したように荷物整理がめんどくさい、その度に相手にも気を使わせてしまうのが嫌で開演間際に座るようになりました。

    拍手のタイミングは周りに合わせる

    基本的に拍手のタイミングは曲の歌い終わりです。
    しかし、場違いな場で拍手をしてしまう方もたまにいらっしゃいますし、私自身もここは拍手するのか?と観ながら思ってしまう場面も多々あります。

    拍手のタイミングと量は宝塚とそれ以外でが全く違います
    私自身はじめて宝塚を観たときにあまりにも違いすぎて衝撃でした。
    宝塚もそれ以外のミュージカルも「ここは拍手する」「ここは拍手しない」という暗黙のタイミングがあるので不安な方は周りの様子をみてから拍手することをおすすめします。

    スタンディングオベーションも周りに合わせる

    カーテンコールで客席が立ち上がることをスタンディングオベーション、略してスタオベと言います。

    これも各ミュージカルでタイミングが違うので周りの雰囲気に合わせることが重要です。

    宝塚の公演では基本的にスタオベはしません。初日と千秋楽の時のみに行うのが一般的です。そもそも初日と千秋楽のチケットは宝塚ファンの中でもチケット難の為、一般の方が宝塚を観るときにはスタオベは気にしなくていいでしょう。演目の最後のパレードが終わって、お手振りしながら幕が降りてカーテンコールが無く終演時間ぴったりに終わるのも宝塚の特徴です。

    劇団四季は逆にカーテンコールが多いです。基本的に3回~7回程度あります。スタオベは3回目ぐらいからステージに近いお客さん達が立ち上がったら後ろも立ち上がっていく、という雰囲気です。

    それ以外の東宝ミュージカルなどは基本的に3~4回程度カーテンコールがあり主演の方のご挨拶があってから終わります。劇団四季と同じくステージに近い前方席から徐々に立ちあがります

    結局観劇マナーとは「相手への配慮」と「他人の五感を刺激しない」

    本人にとってはその振る舞いが、
    「これぐらいは許容範囲でしょ」
    「みんなもしてるし、いいんじゃない?」

    と解釈されてしまっては、周辺のお客さんに迷惑をかけることになりかねません。

    「相手へ配慮ができない自分都合の方」
    は劇場での観劇には向いていません。
    公共の場であり、その時たまたまチケットを取った他人同士が密になる劇場
    大変迷惑なのでそういった方は劇場に来ないで家での配信やDVDなどで楽しんでくださいね。

    特にミュージカルは「舞台を観る」だけでなく「音楽を聴く」、「生の舞台を感じる」ものです。他人の五感を刺激しないように心がけましょう。

    「おとなしく気を使いすぎて舞台を楽しめなかった」
    というのはせっかくお金を出して購入したチケットを無駄にしてしまいますし、元も子もありませんのでこの記事で説明したことを頭の片隅に置きつつ、ぜひ観劇を楽しんでください!

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